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コウノドリ最終回~笑わない四宮先生(星野源)が笑った!~

      2016/01/06

2015年10~12月シーズンのドラマで一番楽しみに観ていたコウノドリが最終回を迎えました。

視聴率も今の時代の中ではまずまずで、最終回は拡大スペシャルになっていたので良かったです。

あと笑わない産科医でお馴染みの四宮先生が最終回では表情豊かになっていたのが良かったです。

四宮先生(星野源)が笑わなくなった理由

まったく笑わない産科医の四宮先生(星野源)はもともと笑わなかった訳ではなく、5年前のある出来事がきっかけで笑わなくなってしまいました。

5年前に四宮先生が担当していた妊婦さんはどうしても喫煙が辞められない人でした。

妊婦さんの喫煙は胎盤早期剥離などの原因になることもあり、四宮先生も喫煙を辞めるように妊婦さんに言います。

ただ当時の四宮先生は妊婦さんに厳しく注意できず、なぁなぁの注意で終わってしまいます。

そんな喫煙している妊婦さんが胎盤早期剥離になり、緊急オペとなってしまいます。

手術では母体の出血がひどく子宮の摘出が必要になります。

ただ四宮先生はその妊婦さんが「子どもは5人欲しい」と言っていたこともあり、子宮の摘出には踏み切ることが出来ませんでした。

結局母体は出血が止まらず亡くなってしまい、生まれた赤ちゃんも無酸素状態が長かったため重度の脳性まひで寝たきりとなってしまいます。

その出来事がきっかけで四宮先生は
「怒鳴りつけてもタバコを辞めさせればよかった。患者に優しくするもんじゃない。こんなに悔しい思いをするなら嫌われていた方がマシだ」
と言って、それ以降妊婦さんに笑顔は一切見せず、言いにくい事もズバズバ言う産科医になったのでした。

四宮先生が笑った

結局5年前に生まれた脳性まひの赤ちゃんはペルソナでずっと入院しています。ただ父親は奥さんの死と赤ちゃんの脳性まひが受け入れられず、まったく見舞いに来ません。

そんな一人ぼっちの子ども(つぼみちゃん)に、四宮先生は毎日絵本を読み聞かせしています。つぼみちゃんは脳性まひで意識がない寝たきり状態ですが、それでも四宮先生は毎日つぼみちゃんに話しかけています。

そんな根はやさしい四宮先生が最終回では笑いました。

ペルソナのNICUには先天性の疾患を患う子どもがいます。その親(森口夫妻)は子どもの疾患が受け入れられず、母乳を届けるだけで子どもに会おうとしません。

でも実は奥さんの方は子どもに会いたい気持ちはありました。ただ夫の方が頑なになっていて会わないといった状況です。

そんな状況を知った四宮先生は森口さんの夫の方に「まだ子どもに会いにいけませんか。今会えば別れるのが辛いんですよね。怖いんですよね。」と言います。

「分かったようなことを言わないでください」と言って立ち去ろうとする森口さんに四宮先生は
「森口さん!勇気をだしてください。もしこれで会わないまま別れることになったら心にもっと大きな傷が残りますよ!」と言います。

そんな四宮先生の言葉が響いたようで、後日森口さんは夫婦そろって子どもに会いにきます。

森口さんが子どもに会いに来たことを知らされた四宮先生は部屋から一人出て、そこで少し微笑みました。

四宮先生が下屋先生を認めた

また今まで犬猿の仲だった下屋先生(松岡茉優)と四宮先生ですが、最終回では四宮先生が下屋先生のことをついに認めました。そのきっかけのシーンがまた良かったです。

下屋先生が担当していた飯塚さんという妊婦さんが、37週で入院している時に急に心肺停止に陥ります。

そこで死戦期帝王切開が行われます。死戦期帝王切開とは、心肺停止の母体蘇生が目的の措置です。帝王切開で子どもを子宮から取り出すことで、子宮によって圧迫されていた血管を解放し母体の血行状態を良くしようというものです。

その手術で四宮先生は、下屋先生を第一助手に指名します。

なんとかその手術は上手くいき、子どもは無事生まれ母親は一命をとりとめます。

その手術が終わった後に下屋先生に対し「今後は術野から目を離すなよ」と注意をし、冷蔵庫から取り出したパック入りの牛乳をあげます。

四宮先生にとって他人に牛乳をあげることがその人を認めた印のようです。

さらにその後食べかけのアンパンを下屋先生にあげたりと、四宮先生は下屋先生に対し優しくなります。

また死戦期帝王切開で一命をとりとめた患者さんは、その後なかなか意識が戻らなかったですが、生まれた赤ちゃんをそばに寝かせてあげると意識を取り戻します。

母親が意識を取り戻したことを下屋先生が知らせると、四宮先生はコウノドリ先生とタッチをかわし「よっしゃー」と大きなガッツポーズを見せます。

あの無表情四宮先生があんなに表情豊かになるのはすごかったです。あれぞまさにギャップ萌えだなと思いました。

永井さん(小栗旬)の子育て

最終回では小栗旬が演じる永井さんが、娘メイちゃんの1歳の誕生日前にペルソナにやってきます。

そこで永井さんはコウノドリ先生に「娘を田舎の母親に預けようと思います」と打ち明けます。

シングルファーザーとして仕事と子育てを頑張ってきた永井さんですが、営業マンとして自分が開拓した担当を後輩に代えられ、さらに誤飲した赤ちゃんを怒鳴ってしまったそうです。

「このままじゃメイを不幸にしてしまうかもしれません。もう限界なんです。」という永井さんに、コウノドリ先生はベイビーのチケットを郵送します。

そのライブの日は永井さんの娘メイちゃんにとって1歳の誕生日で、ということは永井さんの奥さんの1周忌でもあります。

ライブでコウノドリ先生はハッピーバースデーの曲を演奏し、永井さんの席にスポットライトが当たり娘のメイちゃんにケーキが出されます。

まわりの観客もみんなでメイちゃんをお祝いしていました。また娘のメイちゃんが「パパ、パパ」と少し喋ります。

永井さんは娘がパパと喋ることやベイビーの演奏を聴きながら、奥さんが自分の命をかけてまで娘のメイちゃんを産んだことを思い出します。

後日病院に来た永井さんはコウノドリ先生に「やっぱり娘は僕が育てます。」と言います。

永井さんは子育てと営業の仕事の両立は難しいということで、自分が今まで頑張ってきた営業の仕事をやめ、定時で帰れる部署に異動させてもらったようです。

母親の死を受け入れるコウノドリ先生

ちなみにコウノドリ先生の母親は、コウノドリ先生を産んでまもなくに亡くなっています。

もともとコウノドリ先生の母親は彼氏と別れたあとに妊娠が判明しました。それを彼氏には告げていませんでした。

また妊婦診断を受けた時に病気が発覚したものの、子どもの出産を優先し病気の治療をしませんでした。

結果的に病気の治療をしなかったこともあって、子どもが生まれてまもなく亡くなってしまいました。

それをコウノドリ先生は「自分のせいで母親は死んだ、自分が母親の命を奪ってしまった。」と心のどこかで思い、それがずっとトゲとして心に刺さったままでした。

ただ実はコウノドリ先生の母親は、赤ちゃんが生まれたらサクラとつけると決めていて
「サクラは散っても来年また満開の花を咲かせるでしょ。命ってそうやって繋いでいくものだと思うの。」と言っていました。

最終的にコウノドリ先生は、自分が母の命を奪ったわけじゃない、命のバトンを受け継いで生まれたんだ、と納得し、心のトゲもきちんと抜け、めでたしめでたしで最終回は終わりました。

最終回はかなり駆け足気味で、いろんな要素がてんこ盛りし過ぎな気もしました。また新生児科の新井先生はドロップアウトしたまま職場復帰しませんでした。

その辺りがちょっとスッキリしなかったですが、全体的に見て良いドラマでした。かなり毎週感動しながら観ていたし視聴率も良かったようでファンとして一安心しました。

 - コウノドリ