嘘も本当も本音で話したい

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コウノドリ第4話~下屋加江(松岡茉優)の葛藤と成長

   

コウノドリは毎話ペルソナ総合医療センターの誰かの成長が描かれていますが、第四話では下屋加江(松岡茉優)の成長が描かれていました。

第四話のあらすじ

妊娠21週1日の妊婦さんが切迫流産しかかった状態で病院にやって来ます。

この妊婦さんは下屋先生が担当していて、実はその前日検診でお腹の張りを訴える妊婦さんに対し「このくらいの張りはよくありますしとくに問題はないと思います。」として帰したばかりでした。

切迫流産は24週まで持ちこたえればそこから帝王切開で子どもを産むこともできます。

ただもし子どもが生まれても生存率は50%ほどだそうです。さらに生き延びたとしても子どもには脳性まひなど障がいが残るケースが多いそうです。

そのため「中絶する」か「24週まで持ちこたえて産む」か、家族はそのどちからの選択をする必要があります。

ただ中絶が法律で許されているのは21週6日までです。

今回の妊婦さんは21週1日で病院に来たため即座にその決断をしなければいけません。しかも今回の夫婦は結婚10年目でようやく妊娠したという事情があります。

そんな状況で下屋先生は「前日の検診で切迫流産の危険性に気付けていれば」と悩みます。

最後の決断を下す妊婦さんが
「医者ではなく個人として先生はどう思うんですか!?」と下屋先生に問い、下屋先生はその問いに自分なりの結論で答えます。

果たしてその決断は正しかったのかどうか・・・。

と言ったあらすじです。

下屋先生(松岡茉優)の葛藤

切迫流産になりかけていることが判明した時に妊婦さんは取り乱し
「昨日の検診では問題ないって言ったじゃないですか。」と下屋先生を問い詰めます。

自分の診断ミスの可能性にショックを受ける下屋先生はまったく言葉がでず、そこはコウノドリ先生が切迫流産は予測が難しいことを妊婦さんと旦那さんに説明します。そしてコウノドリ先生が中絶か24週まで我慢するかの選択を患者さんに説明します。

患者さんにとって厳しい選択をする必要があることもコウノドリ先生に説明させてしまったこと、そしてその後のカンファレンスで新生児科の新井先生から厳しく問い詰められて下屋先生は産科医としての壁にぶつかります。

最後の最後に妊婦さんから「医者ではなく個人として先生はどう思うんですか!?」と聞かれ自分の考えを言う訳ですが、結局その答えが正しいのかどうかは将来まで分かりません。

自分ならどうする?

テレビを観ていた自分は、結婚10年目でようやく妊娠した子どもだったとしても今回は諦め中絶の道を選ぶのかなと思いました。

ただその決断はあくまで第三者としてテレビを観ていた自分だからそう思っただけで、もし自分がその夫婦の当事者であればそんなドライに判断を下せたかどうかわかりません。

コウノドリは毎回こういった選択をしなければならない状況が描かれます。その度に自分なりにテレビを観ながら選択をする訳ですが、その選択には全く自信がありません。

でも実際はお産の現場ではそういった選択は日常的に起こりうる事なんだなと思うと複雑な気持ちになります。

四宮先生(星野源)とコウノドリ先生(綾野剛)が下屋先生にかけた言葉

妊婦さんが切迫流産になりかけていることが判明した後、下屋先生はパソコンで切迫流産の診断について調べていました。

すると四宮先生(星野源)が
「自分に失敗がなかったことを確認したいのか。今やるべきことは自分の失敗を確認することじゃないはずだぞ。」と下屋先生に言います。

これはまさにその通りです。

下屋先生からすれば前日に「とくに問題ない」と検診を終えたばかりだったこともあり、自分にミスがなかったことを確認したくなる気持ちは分かります。

でも自分にミスがなかったことを確認しても現状が良くなる訳じゃないし、今後患者さんとどう向き合うかを考える必要があります。

でもそれも第三者の自分だから思うことであって、自分が下屋先生なら同じようにパソコンで調べてしまうと思います。

またコウノドリ先生が「医者が暗い顔してても患者はよくならないよ。」と言っていたのも印象に残りました。

コウノドリ先生が下屋先生に缶コーヒーを渡していたシーンは相変わらずコウノドリ先生(綾野剛)のマイルドさが効いていて素晴らしかったです。

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