嘘も本当も本音で話したい

好き嫌いを喋るなら、建前なんてすっ飛ばして本音で話したいですよね。

*

いつかこの恋を思い出しきっと泣いてしまう~登場人物の関係性が整理された第二話

   

いつかこの恋を思い出しきっと泣いてしまう(いつ恋)

第一話では主に杉原音(有村架純)の過去と人となり、それから曽田練(高良健吾)の性格について。

そして第二話では曽田練の過去がもう少し掘り下げられるとともに、日向木穂子(高畑充希)や市村小夏(森川葵)や井吹朝陽(西嶋隆弘)や中條晴太(坂口健太郎)の性格なども見えてきました。

曽田練(高良健吾)の過去

第一話で両親がいない事は分かっていましたが、第二話では祖父に育てられている所から、練の過去や性格がどのように作られていったのかが描かれていました。

練は子どもの頃に両親を亡くし、祖父である曽田健二(田中泯)とともに暮らしていました。

練のおじいちゃんは田舎で農家を営んでいて、畑仕事を手伝おうとする練に対し
「坊主、おめえは勉強すんだ。」と言って自分とは違う道を歩ませようとしていました。

しかし練は畑で祖父と一緒に土を触ることを止めず、そんな練に対し祖父は
「勝手にしろぉ。おめえは親がいねえ。だから土触って生きろ。」と言い、一緒に畑仕事をするようになります。

ただ練が20歳の時に祖父は騙されて土地と畑を失ってしまいます。その土地を取り戻すために練は東京に出てお金を貯めようと頑張っています。

頑張ってお金を貯めようと引っ越し屋さんで働く練ですが、根が正直すぎるために先輩や引っ越し屋の社長に良いように使われてしまいます。

先輩の不注意で壊れたビンテージのスピーカーの賠償(20万円!)を被ることになったり、どうもなかなかお金が貯まらないようです。

また仙道静江さんというおばあちゃんが東京にひとりで住んでいて、一人で住むおばあちゃんの家に通い、庭に花を植えたりおばあちゃんと仲良くしたりしています。

そのおばあちゃんが練について
「寂しい人を見るとほっとけないのよね、あの人。」と言っていましたが、まさに練はその通りの性格です。

また家の近くに全然可愛がってもらえてないし餌もろくにもらえない犬がいて、その犬に毎日練が餌をあげに行っています。

この犬が後々、音と再会するきっかけになります。

日向木穂子(高畑充希)の性格

坂元裕二脚本で高畑充希と言えば、「問題のあるレストラン」での川奈藍里役が思い出されます。

その時の役は、本当は心にもの凄い闇を抱えながらキラキラ女子を演じる、恋愛依存体質ぎみの女の子でした。

そして「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で高畑充希が演じる日向木穂子も恋愛依存体質気味の女の子です。

木穂子は練と付きあっていて、広告代理店(?)でOLとして働き、高級な服を着て働いています。

20万円もするコートを着て練が住むボロボロのアパートに来て、練が寒そうだから家に入ろうと言うと
「おしゃれして来とる子に『寒そう』はいかんとよ。」と言ったりします。

とはいえキラキラしてるだけの女の子という訳ではなく、色々と心に闇を抱えていそうな感じが問題のあるレストランの時よりも分かりやすく描かれています。

練と付き合っていますが同時に他の彼氏とも付き合っていて、その彼氏は世帯持ちで2人目の子どもが生まれた、という事を練に告げたりします。

また練がコインランドリーに行くついでに駅まで送ろうかと言うと
「泊まらん方がよか?嫌って言っていいんだよ。あたし練の優しさにつけこんどるだけだから。」
「彼にふたりめの子どもができたんだって。」
「今練に見捨てられたら私死んでしまう。」と言っています。

木穂子が練の代わりに20万円を弁償

練が被ることになったビンテージスピーカーの20万円ですが、練は先輩の佐引さん(高橋一生)の不注意なので自分は被れないと佐引さんに言います。

そしてなぜか「腕立てを300回できたら自分で弁償してやるよ」と佐引さんに言われ、練は腕立て伏せを100回以上続けます。

その時に引っ越し屋の社長が来て「お金ならもういいのよ。良い所に勤めてそうな女の人がきてお金置いてったよ。」と言います。

その後、弁償してくれた木穂子ちゃんに対して
「木穂ちゃん、ありがとう。木穂ちゃんのお陰で助かりました。俺うっかりしてバカやったけど木穂ちゃんのおかげで本当にたすかりました。必ず絶対に返します。また時間かかるかもしれないけど絶対に。」と練はお礼を言います。

それに対して「うん。」と小さくうなずく時の高畑充希の寂しそうで複雑な表情がちょっととんでもなく凄かったです。

で、そのカフェの御代は2300円で練が払おうとするものの練の財布には1000円札しかありません。

そこで「細かくなっちゃう、小銭出す。」と言って小銭を集めるもののお金が足りず
「ごめん木穂ちゃん、すぐおろすんで30円貸してください。」と言います。

木穂ちゃんは30円出そうとするも財布には1円玉が数枚とあとは1万円札しかなく、この時の練と木穂子の落差が悲しかったです。

市村小夏(森川葵)と中條晴太(坂口健太郎)

市村小夏(森川葵)は練の地元の後輩で、練のことが少し好きなようです。

デザイナーになるのが夢で東京に出てきて、時々東京に住んでいるおばあちゃん(仙道静江さん)の家に行ってるようです。

そして練の家に泊まっているのが中條晴太(坂口健太郎)で、こっちは練の悪友のような関係みたいです。

もともとはこの晴太が北海道で音のカバンを取ってきたことが物語の始まりでしたが、練と一緒に仙道さん(おばあちゃん)の家に行ったときに小夏とも出会いました。

2話では小夏と晴太がカフェで話していましたが、晴太は小夏に対し
「東京は夢を叶える場所じゃないよ、夢が叶わなかったときに気付かずにいられる場所だよ。」とピシャリとした台詞をぶつけます。

このふたりが今度どういった関係になるのかも楽しみです。

井吹朝陽(西嶋隆弘)は実は認知症ケアの専門家を目指していた

東京に出てきた音が働く介護施設を経営している会長の御曹司が井吹朝陽(西嶋隆弘)です。

御曹司らしく良い服を着て良い時計を身に付けて、音が働く介護施設に来てバスケットボールで遊んだりしています。

そしてそこで音をナンパして、同僚の代わりに早番と遅番を通しでこなす音に「ご飯食べに行こうよ」と言います。

さらに
「すごいシフト入れられてるね、俺がいえばシフト変えられるよ。」と言うと、

音は
「御曹司だったら人増やしてください。」と言います。

すると朝陽が
「御曹司嫌いなの?好きな人いるの?どんな人?」と言うと

音は「分かりません。」と言って、それに対して「なんで分からないの?」と朝陽が聞きます。

そこで音が
「恋って会ってる時間じゃなくて、会わない時間に生まれるものじゃないんですか。」
と言います。

この場面は二話の見所の一つでした。

井吹朝陽のもうひとつの顔

そんな超チャラい御曹司朝陽ですが、実はナンパをする為だけに施設に来ている訳ではありません。

実は認知症のケアの専門を志していて、介護施設の認知症の人のケアをしています。

そこで認知症のおばあちゃんの手をとり、
「星を見るのは好きですか、僕は星が好きです。1万年っていう長い年月を経て届く星の光を見てるとなんだか優しい気持ちになります。人の命や思いも長い時を越えてどこかへ届いていくんじゃないかって思います。」と言います。

そんな姿を陰から見た音の表情がまた良かったです。

また次回予告で、朝陽は会長の御曹司とは言ってもどうも会長の愛人との間に生まれた子のようで、会長との関係もあまりよくないようでした。

東京で再開した杉原音と曽田練

練が東京の雪が谷大塚という街に住んでいる、という事を覚えていた音は雪が谷大塚にアパートを借ります。

そして仕事終わりに練と会えるかもしれないと雪が谷大塚の駅前で待っています。

ただ練は電車は使っていなくて基本的にバスで移動しているようで、練と音はすれ違いが続きます。

音が使っているコインランドリーが休業していて、別のコインランドリーに行くとそこは練が普段から使っているコインランドリーですが、その時は木穂子ちゃんが練の家に泊まっていたので練とは出会えません。

ずっとすれ違いが続きますが、練が餌をあげている犬がきっかけで2人は再会します。

練がいつものように犬に餌をあげにいくと、その家に繋がれていた犬がいません。そして練は近所を回って犬を探します。

その日ちょうど音は早番と遅番を通しでこなし、寝不足の状態で帰っている時に犬の鳴き声がします。

そして鳴き声のするところに音が行くと、練が探している犬が網に繋がれて捨てられています。

その犬にマフラーを巻いてあげて音は連れて帰ります。そして家に帰る途中で寝不足がたたり、音は道の途中で寝てしまいます。

寝ている音にだっこされている犬がワンワンと鳴き、その鳴き声を聞いて練がやってきて、そこでふたりは再会します。

このシーンの有村架純が可愛すぎる

そこで音は寝落ちしそうになりながら
「会えた…。会えた…。ごめん引越し屋さんちょっとこの子持ってくれる?今平気?ありがと。」と犬を渡します。

そして音は半泣きの状態で
「引越し屋さん、できたらでいいんだけど名前教えて。電話番号教えて。私も東京で頑張ってるから。」と言います。

寝落ちしそうな状態で半泣きでこんな事言われたらその瞬間に恋に落ちるんじゃないか、と思いました。

そして練は音をオンブして犬は仙道静江さん家に預けに行きます。
そこで音が「この子の飼い主って?」と聞くと練が「いない」と答え、音が「そうか、私たちと一緒だね。」と答えていて泣きそうでした。

そして静江さん家に音を連れていって寝かせ、となりの部屋で練は故郷の祖父に電話します。

「じいちゃんおれまだしばらく帰れねえ。おれ東京でがんばってっから。うん。東京でもうちっと頑張るから。待っててくんれ。さすけね。(大丈夫って意味。おじいちゃんから教わった言葉。)」と言います。

練と祖父が電話で話しているのを隣の部屋で聞いてた音は、寝てるふりをしながら泣いていました。

「いつ恋」の主題歌:手嶌葵「明日への手紙」が大感動

翌朝、練は朝早いのですぐ仕事に出かけます。

そして少し遅れて目を覚ました音が静江さんに
「ありがとうございました。」とお礼を言います。

すると静江さんは
「いつでもおいで。これ、あの子が渡しておいてって。」と言って練の名前と連絡先を音に渡します。

ここで手嶌葵の「明日への手紙」が流れる訳ですが、この曲のドラマの雰囲気ととても合っていてものすごく感動します。

この曲がユーチューブに上がっていないので「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第二話の予告編の動画を置いておきます。


これだけでもこの曲とドラマの雰囲気が合っているのは伝わると思います。

いつ恋は作りが丁寧で、第一話とこの二話で登場人物について丁寧に掘り下げてくれたので、登場人物にきちんと感情移入しながら観れそうです。

あとは第三話で井吹朝陽と市村小夏と中條晴太について、もう少しじっくり描いてくれるのかなと思っています。

 - いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう