いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう4話~正式に付き合うことになった練と木穂子。練に振られた音。
それぞれの若者がそれぞれ事情を抱え上京し、悩みながらも東京でたくましく生きている姿はとても胸を打ちます。
普通の恋人同士になった練と木穂子
日向木穂子(高畑充希)は広告代理店でバリバリ仕事をしてお金も持っていて恋愛依存症ぎみの女の子、という設定かと思いきや、第三話で実は目立たない経理の仕事をしていて「日向」さんなのに「日陰」さんと呼ばれている事を練に告白しました。
派手なメイクも服装も全部、曽田練(高良健吾)と会う時にだけトイレで着替えて化粧をしている事も告げました。
そんな木穂子は、付き合っていた妻子持ちの男性に別れを告げたところ突き飛ばされてケガをしてしまいました。
そして4話で、見舞いに行った練に木穂子が
「あんな長いメール送られて正直引いた人。」と言って練の手を上に持ち上げて挙手させます。
さらに「この女ウソばっかついてるって怒った人。」といってまた挙手させます。
そして「ちょっと重いから別れたいなと思ってる人。」と言って練の手を挙げようとします。
その手を練はグッと止めて挙手せずに、
「木穂ちゃんは木穂ちゃんです。」と言って手を挙げます。
そんな練に対し木穂子は
「もうあの人とは会わないから。くっついていい?普通の恋人同士になろうね。なれるよね。」と言ってくっつきます。
色々あった練と木穂子ですが、これで本当に普通の恋人同士になったようで、練は木穂子のために合鍵を作りました。
郵便受けに入っている合鍵を取り出した時の木穂子の表情がとても胸に来ました。
また帰ってきた練に木穂子が「おかえり」と言うと、練も木穂子に「おかえり」と言うシーンも胸に来ました。
練と音(有村架純)の関係はどうなった?
3話ではだいぶ距離が縮まった練(高良健吾)と杉原音(有村架純)ですが、練が木穂子と正式に付き合うことになり関係性が変わります。
第4話では昔関西に住んでたことを思い出したこ焼き買ってバスに乗り、バスの中で「お口に青のりついてんで」関西弁でひとりごとを言います。
ただそのたこ焼きはお客さんとバスの中でぶつかって下に落ちてダメになってしまいます。
またバスに練が乗ってきますが、練は音に対しやけにそっけなく振る舞います。
そして同じバス停で降りた音と練ですが、練は無言で音に礼をしてそのまま立ち去ってしまいます。
さらに3話で共通の話題になった花の写メールの保護を解除します。
音に「好きでした」と告げる練
また後日、バスで音と練は会いますが練はまったく音に話しかけません。
そんな中、音がバス車内でお客さんと衝突してこけてしまい、コインランドリーで洗う予定だった下着がバスの床に散らばってしまいます。
その下着をバスの乗客に拾われて音は笑いものになってしまいます。
するとそれまで音を無視していた練が
「何も面白くねえ。何も面白くねえ。面白いことなんかねえ。人が転んだだけだべ。」と言って散らばった音の荷物を拾い、倒れていた音を起こしてあげます。
そしてバスを降りて「ありがとうございました。おやすみなさい。」と音が言うと
「洗濯、洗濯ですか?なら静江ばあちゃん家でするといいと思います。先に行っててください。買い物して来ます。話したいことあるんで。」と練は答えます。
買い物から帰ってきた練は音にたこ焼きを作ってあげて、訛りながらおじいちゃんとの思い出を語る練に対し、関西弁で音も受け答えをします。
おじいちゃんの思い出や猪苗代湖や磐梯山の思い出を語る練に対し
「行ってみたい。」と音が答えると
練が
「一緒に、」と言おうとするも一緒に行きましょうとは言えず「あ、ちょっと焦げてる方がいいですよね。」と話しを逸らしてしまいます。
そして練は音に対し正座して向き合うと、音も練に対し真正面から正座して向き合います。
そこで練は
「東京、向いてないって思うんです。うちに帰っても帰った気がしません。」
「自分の部屋にいても来てる気がします。そうやって東京で5年経ってそうやってあなたのことを好きになりました。」
「好きで好きでどうしようもないくらいになりました。いつもあなたのことを思っています。」
「それをそのことを諦めなきゃいけないのは苦しい。」
「杉原さん、今日まで冷たくしてごめんなさい。」
「明日からまた同じことします。」
「ごめんなさい好きでした。」
と音の事が好きだったことを告げます。
そんな練の手を音が握ると、その手を練はそっと放してしまいます。
その後、ふつうに楽しそうにたこ焼きを食べるふたりが切なかったです。
そして静江さんの家から帰る音は、坂道で木穂ちゃんとすれ違います。
「月がきれいですよ。」「ホントだ。」と軽く会話と会釈してそのまま木穂子は静江さん家方面に行き音は坂を下り、音は泣いてしまいます。
第4話で練は木穂子と付きあい、音は練に振られてしまいました。
音の事が気になる井吹朝陽(西嶋隆弘)
音は少ない給料の中から北海道の育ての親の林田さんに仕送りをしています。
ただシフトを入れ過ぎた事や施設の人員不足もあり、風邪をひき職場で気を失ってしまいます。
実は音はバスの中ですでに風邪と寝不足でどうにもならなくなっていて、そんな音をどうも一緒のバスに乗り合わせていた練が施設まで送ってくれたようです。ただここはその描写がなかったのでもしかすると違うかもしれません。
そして施設の人員不足の件で、井吹朝陽(西嶋隆弘)が施設を経営する父と兄に意見を言いに行きます。
そんな朝陽に対し、朝陽の父親は
「こんな事が俺に逆らってまでしたかったことか。俺の前に出てくるな。失敗作を見るのは悲しい。」と言い放ちます。
さらに兄も朝陽に「勝ってから言え。」と言い、そのまま父と兄は立派な車に乗り込み去ってしまいます。
また、音の為にストーブと加湿器買った井吹さんが音の家を訪れ、そこで音がノートに施設にいる人の絵を描いているのを見つけます。
そこでイラストレーターになるとか夢とかなかったの?と言う話になり、
「井吹さんにも夢とかあるんですか。」と音が聞くと
「あった。」と朝陽が答えます。
すると音は、
「分かんないですけど、もし夢があるとしたら私はもう叶っています。」
「自分の部屋が欲しかったんです。自分の仕事を持って自分の金でその日食べたいものを食べて自分の部屋で眠りたかったんです。」
「これずっと欲しかった生活なんですよ。まぁわかんないですけど。」
と答えます。
すると朝陽は
「そしたら僕の夢もまだ続いているのかもしれない。あの人とちゃんと話せるようになる事。」と言います。
また第4話の終わりに朝陽は音に電話を掛け
「井吹です、急で申し訳ないんだけど、君に会いたいんだ。」と告げます。
第5話の次回予告では朝陽が音に告白していたので、このふたりの今後も気になります。
「どこにでもいる子になりたくない子ってどこにでもいるよ。」
小夏(森川葵)がモデル事務所にスカウトされたとかで、「契約金も貰えるし青山にマンションも借りてくれるんだって」と言い、せっかく家族が持たしてくれたミシンを売り払おうとします。
そんな小夏が持っていたスカウトに貰った名刺を見た中條晴太(坂口健太郎)は「知らない事務所だなぁ」と言います。
完全に騙されてる小夏ですがひとりで事務所に行き契約書にサインしようとすると、不動産の名前が小夏の名前になっていて
「不動産?マンションって私が契約するんですか?私借金するってことですか?」
と言いますが、
事務所の人が
「モデルになるとたくさんお金入ってくるから。」と言い、事務所から小夏が逃げようとすると出口を男性数人にふさがれてしまいます。
その事務所に晴太が助けに来ます。
なんとか逃げ出した小夏はビルの屋上で晴太を待っています。
そんな小夏のもとにボコボコにされた晴太がやってきます。
ボコボコになった晴太に対して小夏は「強いのかと思ってた。」と言うと
「弱いに決まってんじゃん。」と晴太が答えます。
そして小夏は「私、晴太のこと好きじゃないよ。」と言うと
晴太は「知ってる、東京の夜は明るいなぁ。もっと暗くていいのに。」と言います。
そして小夏が
「ごめんね、私が好きなのは、」と言いかけると、
「好きじゃなくていいよ、好きじゃなくていいから僕と一緒にいて。」
「その代わり僕が小夏ちゃんの恋を叶えてあげる。」
「練くんを君のものにしてあげる。僕と契約しよう。」
と晴太が言います。
そんな晴太の提案に小夏は頷き、ふたりはビルの屋上でキスをします。この時ふたりのバックに映る東京タワーがまた綺麗過ぎて泣けました。
第4話時点での6人の関係性
第4話が終わった時点では、
練(高良健吾)と木穂子(高畑充希)は正式に付き合うことになりました。
音(有村架純)は練に振られました。
朝陽(西嶋隆弘)は音の事が好きで、次回予告では告白していました。
小夏(森川葵)は練(高良健吾)の事が好きですが片思いで終わりそうです。
晴太(坂口健太郎)は小夏のことが好きです。
という関係性になっています。
この関係性がこれからどう変化していくのかとても気になります。
ちなみに第5話の次回予告はこんな感じです。
毎度のことですが手嶌葵の歌う主題歌「明日への手紙」が沁みます。