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37.5℃の涙。序盤の見どころとあらすじ。

      2015/08/08

今季のドラマで元々あまり期待していなかったのにドップリハマっているのが37.5℃の涙です。

原作は椎名チカ作の同名マンガで、いわゆるひとつの実写化ドラマです。実写化ドラマといえば現実問題として地雷が多い訳ですが、この37.5℃の涙は今のところ個人的に成功例です。

37.5℃ってどういう意味?

37.5℃というのは子どもが保育園に行ける体温のボーダーラインのことだそうです。全然知りませんでした。

で、子どもが37.5℃を超えるとどうなるかと言うと、働くお母様は保育園に子どもを預けられない、でも仕事にも出ないといけない、そうして身動きが取れなくなってしまいます。

そういった時に活躍するのが病児保育士という職業です。全然知りませんでした。働きに出ないといけない親に代わって病児保育士がその子のお家で看病をしながら、メールでお母さんに現状を報告したり子どもにご飯を食べさせたり一緒に遊んだりと色々やるようです。

こういったテーマのドラマだと、病児保育士と子どもとのハートウォーミングな交流や、モンスターペアレンツとの様々なやりとりを一話完結でサクッと描き話が進んでいきそうですが、この37.5℃の涙ではそう簡単には行きません。

主人公の杉崎桃子は幼児虐待を受けていた

37.5℃の涙の主人公は杉崎桃子という女性です。桃子は幼少期に親や兄妹から虐待を受けていました。そのせいで上手く笑えなくなり、笑顔が変だという特徴があります。演じるのは蓮佛美沙子ですが役にドハマりです。ドンピシャです。

で、蓮佛美沙子演じる桃子は、元々保育園で働いていましたがぎこちない笑顔で親とコミュニケーションが上手く取れず保育園を1年でクビになり、訪問型病児保育のリトルスノーという会社に移ってきました。

そんな不器用な主人公が子どもと心を通わせ、親たちからも信頼され職場でも信頼されるようになる成長物語というテーマもあります。

ただこれだけならまぁ普通のドラマです。

杉崎桃子の父親が病気で要介護に

杉崎家は病気の父親、毒親の母親、医者をしている兄、何をしているのか分からない姉、そして桃子の5人家族です。

桃子以外の家族は一緒に暮らしているようですが、そんな中桃子の父親が病気で寝たきりになり、桃子の兄が務めている病院に入院していました。

ただ病院のベッドが足りないということで兄の病院に置くことができず杉崎家で引き取ることになります。

と言っても桃子の兄も姉も母親も誰も父親の介護をしたがらないということで、桃子を実家に連れ戻し桃子に父親の看病をさせようとします。

散々虐待して実家から追い出したようなものなのに、父親に介護が必要になると自分たちが介護したくないから虐待していた桃子を連れ戻して看病させようとする。相当な毒親です。

ちなみに第三話では父親と幼少期の桃子の絡みが少しだけあり、それを見る限り、虐待をしていたのは母親と兄と姉だけで、父親は虐待していなかったようです。

これが今度ドラマの方向性を決めるカギになりそうです。

朝比奈さんとの恋の行方も気になる

連ドラなので当然恋愛の要素もあります。

病児保育の会社(リトルスノー)の上司である朝比奈さんは、共同経営者である柳さんの反対を押し切り桃子を採用した訳ですが、朝比奈さんは桃子のことが相当気になるようです。

またリトルスノーの常連客である篠原さんという人とも良い感じになっています。篠原さんは現在妻と離婚協定中ですが、篠原さんの子どもが桃子のことを気に入っていて、よく桃子と絡んでいます。

まぁおそらく篠原さんは奥さんと離婚はしないんだろうとは思いますが、今の所桃子、朝比奈さん、篠原さんの三角関係も見どころです。

朝比奈さんの家庭事情

桃子を可愛がるリトルスノーの共同経営者朝比奈さんですが、家庭事情には色々と問題があります。

もともと朝比奈さんは小雪さんという奥さんと小春ちゃんという娘と3人暮らしでしたが、奥さんが亡くなってしまいました。それが原因(?)で娘の小春ちゃんに嫌われているようです。

朝比奈さんは超イクメンなので小春ちゃんのために毎日手作り弁当を作っていますが、小春ちゃんは弁当にはまったく手をつけずパンを買って食べています。

これは相当ツライです。朝比奈さんはかなり気合を入れて弁当を作っていますが全く食べてもらえず、それでも娘の小春を怒りはせずに「小春が食べたくなるようなもっと美味しいお弁当を作るからな。」とか言っていて泣けてきます。

弁当の件は桃子の活躍により解決しますが、まだ朝比奈さん宅の家庭事情には一山二山ありそうです。

個人的にもっとも気になるのが朝比奈さんと娘の小春ちゃんとの仲です。なんとか仲直りして欲しいと思い見守っています。

というか朝比奈さんを演じる成宮寛貴と言えば昔はヤンチャでチャラくてムカつく役柄が多かったですが、37.5℃の涙では立派なイクメンを演じていて感慨深いです。

37.5℃の涙は重層的なテーマを持つ複雑なドラマ

正直元々全然期待せずに見始めたドラマでしたが、これだけ重層的なテーマを盛り込んだドラマだったとは知りませんでした。今では毎週楽しみに見ています。

漫画実写系のドラマは視聴率はそこそこありつつも内容は大コケ、というパターンが多いですがこのドラマは面白く見れています。映像のアレンジもやりすぎ感がなく自然で人間の感情の動きにフォーカスさせていて良いです。

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