嘘も本当も本音で話したい

好き嫌いを喋るなら、建前なんてすっ飛ばして本音で話したいですよね。

*

M-1グランプリ2020、感想と得点のまとめ

   

今年も年末のお笑い大祭典、M-1グランプリが開催されました。

コロナ元年である2020年と漫才の祭典

今年2020年はまさにコロナコロナの一年でした。
テレビ界で言えば番組収録も無観客が多くなり、漫才番組でも相方との間にアクリル板が設置され、過剰な接触は抜きでやらないといけない等、お笑い芸人にとっては向かい風の年だったと思います。

そんな一年の鬱憤を全て晴らすべく、10組のお笑いコンビが漫才を披露してくれました。今年も本当に楽しめました。

オープニングの一笑い

漫才の祭典ことM-1グランプリといえば漫才は勿論ですが、敗退芸とオープニングの一笑いコーナーが大事な大事なパーツです。

今年もオープニングで一笑い取るべく、審査員がたくさん面白いことを言っていました。ちなみにオープニングで変な空気になると大会全体がどんよりとして2018年のM-1グランプリみたいになってしまいます。なのでこのオープニングでの空気の作り方は番組全体の空気を作ることであり、その後の漫才師たちが自分たちの能力を最大限発揮できる場を作る為にも本当に重要です。

そんな中で中川家の礼二が「審査の呼吸」と言って鬼滅の刃ネタを放り込んできて思いっきり滑っててちょっと怖かったです。でもそれを司会の今田耕司が「礼二が珍しく今を取り入れてた」と言ってネタとして昇華させていて、大事故は防げました。

その後は志らくが「落語はお笑いの原点」と言ってて「漫才の祭典でそれ言う?」という謎の空気をまた作ってしまいましたが、ナイツ塙が「ちょっと今年全員調子悪い」と言って大笑いに変えてくれて助かりました。ナイツ塙の絶対に外さない感じは絶妙です。

あといつもいつも思いますが今田耕司の司会もホントにM-1グランプリに絶対必要な大事なピースです。

というわけでここから決勝戦ファーストステージの各コンビのネタの印象を書いておきます。

1組目 敗者復活 インディアンス

一組目からいきなり敗者復活というM-1史上初めての展開で、笑御籤を引いた上戸彩もかなりテンパっていました。
正直インディアンスは番組後半で敗者復活として上がれれば、良いところまで行くんじゃないかなぁと思っていました。でも現実は1組目で笑御籤の難しさを感じました。

とは言え私はずっと毎年書いていますが、敗者復活を異様に持ち上げる番組の作りにずっと疑問を感じています。そして敗者復活は問答無用で1組目にすれば良いと思っているタイプなので、これは一度準決勝で敗れた芸人にとっての試練として丁度よいものだと思います。

ちなみにネタで印象に残ったのは
急に暖かくなってかゆいですね、Happiness(嵐の曲)のサブちゃんバージョン、元ヤンキーは語尾がタラちゃんになる、ビブラート止めろ、ハモるところ、あたりです。
特にハモるところは本当に最高に面白いです。あと声がホントに良いです。

審査員の特典は
巨人89 富澤89 塙85 志らく89 礼二90 松本90 上沼93 合計625点でした。
審査員のコメントで印象的だったのは、松本人志の「うるさいなぁのタイミングが絶妙」とか中川家礼二の「去年は無理やりボケてる感があったけど今年は自然になった」というコメントです。

去年の記事でもインディアンスについて私も書いていますが、本当に去年は脈絡のないボケをただ手数多く繰り出しているだけで漫才という感じがしなかったですが、一年でだいぶ変わっていました。個人的には面白かったです。

2組目 東京ホテイソン

霜降り明星の粗品の呪縛から抜け出したいであろう東京ホテイソン。
霜降り明星があそこまでバーンとブレイクしてしまったもので、同じようなポーズ付きのツッコミにどうしても粗品がチラついてしまいます。

東京ホテイソンは備中神楽を参考にしたツッコミフレーズなので本当は違うものなのですが、どうも雰囲気が似ています。どちらがパクったという話ではなく、粗品がブレイクしてしまったがために、まだブレイクし切れていない東京ホテイソンはそこの呪縛に捕まってしまっています。

ネタで印象に残っているのは
しあんるかぜんんせちんん、アンミカ、アンミカドラゴン新大久保に出現、消しゴムコスコスコスコスパーティー、親ポムポムプリンだろ、のあたりです。

東京ホテイソンなのでまぁそうなのですが、ツッコミの語呂と響き優先でネタを逆算して作っているところが妙に想像できてしまうところが評価の難しいポイントだと思います。

ツッコミで個性を出す、ツッコミで笑いを起こす、というのは現代漫才において、そしてその後の平場というかバラエティにおいて非常に大事なスキルのひとつです。

気持ちいいツッコミができる芸人がいると、その場にいる他の芸人がそのツッコミにツッコまれたいと張り切ってボケるので、全体的にその番組が跳ねます。でもさすがに東京ホテイソンの今回の漫才はツッコミの語呂に頼りすぎている感じが透けて見えてしまいました。

審査員の採点は
巨人86 富澤91 塙85 志らく89 礼二88 松本86 上沼92 合計617点でした。
審査員のコメントで印象に残っているのは、オール巨人師匠の「ツッコミはお客さんの代弁やから、頭使わなあかんツッコミというのは」というコメントです。まさにその通りで、今日のネタはツッコミのフレーズ一本勝負という感じが強すぎて、面白いといえば面白いけどこれで良いのか?と笑いながら自問自答してしまうタイプのネタでした。

3組目 ニューヨーク

最近はバラエティ番組でもブイブイ言わせてるニューヨーク。

ちょっと前までは吉本興業のゴリ推しコンビという風に言われていて、自分もそんな風に見ていました。でも最近のバラエティでの活躍ぶりはニューヨークの実力でしっかり笑いを取っていて、熟した感があります。ネタ選びも去年とは打って変わって、ニューヨークに適したニューヨークらしい毒っ気のある、らしいネタでした。

ネタの中で印象に残っているのは
じゃあ爆笑エピソードを2,3発程、細かい犯罪気になるわ、落ちとる一万ゲットしたらあかんし、このご時世舐めんなよ、それじゃネクストエピソードを、誰と何してんねん、献血した直後に輸血されたんだよ、最後ちょっとおもろいんかい、の辺りです。

審査員の得点は、
巨人88 富澤93 塙93 志らく91 礼二91 松本92 上沼94 合計642点でした。
審査員のコメントで印象的だったのは上沼さんの「塙さんをすぐ抜くと思います」という謎の塙ディスりとその直後に話を振られた塙が「今日抜かれた瞬間を見た」と言ったところです。

あとは敗退芸でボケの嶋佐が「バスケがしたいです…」というスラムダンクの三井寿の名言を持ってきて思い切り滑っていたところと、その後の今田の「行ってきてくださ~い」というフォローが絶妙に面白かったです。

とにかくニューヨークは機が熟した感じがするので、しっかり売れると思います。バラエティでもしっかり面白いコンビです。

4組目 見取り図

雰囲気があって面白いんですが、ちょっとだけツッコミがフレーズを意識し過ぎてる感じが透けて見えて、サッと醒めてしまうことがある見取り図。

あと漫才ネタでは「ここで一笑い欲しい」みたいな雰囲気がすごく伝わりすぎて、そこでウケないと共感性羞恥が働きブワッと鳥肌が立ってしまうことがあるコンビです。でも漫才の祭典でこれだけ漫才師然としたいでたちでしっかりと漫才をできるのはすごいことです。

ネタの中で印象的だったのは
ナンチャンのスケジュールやん、なんで押し返してる?、自民党?、おれゴールデンレトリバーちゃうぞ、のあたりです。
最近は若手お笑い芸人の中でナンチャンブームが来てるようで、まぁ面白いといえば面白いですが、今日のナンチャンの使い方は少し雑でした。ただ点数は伸びていて、個人的には思ったより点数高いなぁという印象でした。

審査員の採点は
巨人91 富澤92 塙93 志らく93 礼二93 松本91 上沼95 合計648
審査員のコメントで印象的だったのは「デザインパーマの方が」とまっちゃんが言った時に「なんで髪型で言われるん」みたいなツッコミをしたら、今田が「今金髪が喋ってるから」と言って見取り図とまっちゃんを両方美味しく仕立ててたところです。

あれはホントに今田耕司の凄さがギュッと詰まった一言でした。

5組目 おいでやすこが

おいでやす小田とこがけんというピン芸人2人が組んだユニットでM-1という舞台の決勝戦まで勝ち進んできた今大会の台風の目。

ほんとにただのユニット?と思ってしまう程ルックスのバランスが良く、ネタも静かな入りから思い切りの良い大声ツッコミで一気に場を支配するタイプのネタです。ただ1本目も2本目も歌ネタで、奥深さは然程感じないところは、やはり漫才コンビではなくユニットなんだなという気もしてしまいました。

ネタで印象的だったのは
あの日のかな それともその日のかな、墓石から始まる歌なんてこの世の中にあんの 火曜まで待ったぞ カラオケで透明感ある小田和正歌っていいの一人だけじゃ あの日のかなが最後の西のカナにつながるところ、あたりです。

ネタで、というよりはとにかくおいでやす小田のツッコミで場の空気を完全に味方につけていて、あれは結構ポップだし、おいでやす小田にツッコまれたい芸人はたくさんいるだろうなぁと思いました。

ということはバラエティにもこれからたくさん呼ばれると思うし、そこでどんな化学反応を起こせるか、興味が沸きます。

審査員の採点は
巨人92 富澤93 塙93 志らく96 礼二95 松本95 上沼94 合計658点でした。
審査員のコメントで印象的だったのは、良くも悪くも志らくのコメントでした。

今日のコメントで一度だけじゃなく複数回「うるさい」とか「うるさいけど〇〇」と言ってて、この人はうるさいかうるさくないかが笑いの評価の中で結構大きなシェアを占めてるのかなぁと思ってしまう、ちょっと残念なコメントでした。

毎回志らくのコメントは結構謎というか、漫才の大会の審査員に落語家が入っていることを自分でも場違いと思っているからこそ、何かちょっと他とは違う感を醸し出そうとして変な方向にコメントが飛んでるのかなぁという感じを印象として受けてしまいます。

6組目 マヂカルラブリー

3年前の大惨敗のリベンジに燃えるマヂカルラブリー。

2018年の「えみちゃん待っててね~」も良かったですし、今日の上沼恵美子との絡みも抜群に良かったです。本当にあの悪夢のような2017年M-1グランプリの惨状をうまくその後に繋げているなぁとほんとちょっと感動してしまいます。

ネタで印象的だったのは
出だしの正座、どうしても笑わせたい人がいる男です、窓からパリーンと入ってくるところ、デカい丸太斜めに置いて終わりじゃないんだよ、というあたりです。

というかもう野田クリスタルの存在が笑いになってて、ちょっと努力型の匂いがする変人ですけど、努力型なりに努力をしてちゃんと変人が板について来た感じがします。あとはもうとにかく表情が良いです。表情が何かとてつもなくエモいです。

審査員の特典は
巨人88 富澤94 塙94 志らく90 礼二96 松本93 上沼94 合計649
審査員のコメントで印象的だったのは、やはり上沼さんとの絡みです。

「早くあの人の声が聴きたいです」と野田クリスタルが言っていたのはほんとに笑ったし、3年前のことをなんにも覚えていない上沼恵美子も凄かったし(上沼恵美子的にはとろサーモン久保田とスーパーマラドーナ武智のあの事件の方が記憶に残っているのだと思いますが)、覚えていない上沼に対し「何人にもあんなことしてるんだ」と言った野田クリスタルも面白かったです。

あとはまっちゃんの「最初の一発目が瞬快最大風速でそこを超えられなかった」というのはまさにその通りという感じがしました。でも面白かったです。

7組目 オズワルド

少し見た目が苦手なオズワルド。あとツッコミの声もちょっと苦手で、あまり好印象を持てないコンビです。
ネタの中で印象に残っているのは
逆? 口の中を雑魚寿司で埋めるな、まのセキュリティって言うの?のあたりです。

そんなに声を張ってるというか大声なわけでもないのにキーンと耳をつんざくような声がやはりちょっと苦手だなぁと思ってしまいました。

審査員の採点は
巨人88 富澤91 塙95 志らく93 礼二95 松本88 上沼92 合計642
審査員のコメントも特に印象に残るものはありませんでした。

8組目 アキナ

何年か前のM-1決勝ではキザな赤ちゃんの漫才をしてて結構笑った覚えがあるアキナ。

今日は地元からちょっと好きな女の子が来るから格好つけてるというコント漫才でした。相変わらずキザというか格好つけてる演技は面白かったですが、ネタとしての印象は少し薄かったです。

ネタの中で印象に残ったのは
滑り大魔神現れたな 女子来てるからってイキんなよ、お前や、のあたりです。

審査員の特典は
巨人89 富澤88 塙87 志らく90 礼二91 松本85 上沼92 合計622
審査員のコメントで印象的だったのは、「上手いのよ、でもちょっとスパイスが足らん」と言っていた上沼さんのコメントです。

確かにアキナは上手いですけど、こじんまりと纏まった感じがして、いまいち突き抜ける爆発力が足りない印象は受けました。

9組目 錦鯉

一際異彩を放つベテランコンビの錦鯉。雰囲気がすごいです。

ちょっとペナルティを思い出す人は多いのではないでしょうか。ボケの長谷川のワッキー感、ツッコミの渡辺のヒデ感、あと東京ダイナマイトのハチミツ二郎っぽさとか。

大ハマりすると爆発的に面白いけど安定感はないというか、本物の実力という感じはしませんでした。でもボケの長谷川さんの空気感はかなり面白いし声もワッキーほど癖はなく、一発ギャガーとしての潜在能力は計り知れないものがありそうです。

ネタの中で印象的だったのは
一文無し参上 レーズンパンは見た目で損してる、残念というところ、饅頭我慢できないところ、のあたりです。
フレーズが強いというよりは、とにかく長谷川さんの空気感を楽しむネタでしたが、今日は絶好調時の爆発力はありませんでした。

審査員の特典は
巨人87 富澤92 塙95 志らく95 礼二92 松本89 上沼93 合計643
審査員のコメントで印象的だったのは、巨人師匠の「笑いの数が少なかった」とまっちゃんの「前見た時はもっと爆発力があった」です。ほんとにその通りだと思いました。

10組目 ウエストランド

ルサンチマン満載のネタで今の時代には難しいだろうなぁという感じがするウエストランド。

ネタの中で印象的だったのは
なんにもハマらない歪な形のテトリスなんだから 自覚があっても自我があるから 復讐だよ、のあたりです。

自覚より自我が勝つ、というのは結構深いこと言ってるなぁと思いましたが、全体的には自虐が他責になってたり、自虐が同じ境遇の人を攻撃する構図になってたり、結構苦しいネタでした。

ツッコミがフレーズで笑かそうとしてるのはわかるのですが、鬱屈とした空気感が相当強いので、数多く浴びるとこっちも鬱屈とした気持ちになりそうで、そういう意味ではバラエティで跳ねる感じやお茶の間に浸透する感じもあまりしませんでした。

審査員の得点は
巨人88 富澤91 塙85 志らく86 礼二90 松本90 上沼92 合計622です。
審査員のコメントで印象的だったのは、「自虐の部分以外のボケがもっと欲しかった」と言っていた塙のコメントです。それに尽きます。

ファーストステージの順位

ファーストステージの順位は
おいでやすこが 658点
マヂカルラブリー 649点
見取り図 648点
錦鯉 643点
オズワルド 642点
ニューヨーク 642点
インディアンス 625点
アキナ 622点
ウエストランド 622点
東京ホテイソン 617点

最終決戦に駒を進めたのは、おいでやすこが、マヂカルラブリー、見取り図の3組でした。

ここからは最終決戦のネタの感想です。

見取り図

最終決戦の3組の中ではもっともしゃべくり漫才感が強かった見取り図。
ネタの中で印象的だったのは
ドミニカの人ちゃうねん。ホームラン打ってるところ見たことある?、マロハ島ちゃう、一回でも十字架嫌がったことあった?、地獄に落ちるわよ、見取り図が明石で待ち合わせしてるだけや、のあたりです。

大阪の劇場番長というだけあってリーダーシップのありそうな雰囲気が印象的ですが、なんとなくですがBランクの集まりの中で全体を仕切る役割に向いてそうな印象を受けました。Aランクや特Aランクの人がいる中に放り込まれるとちょっと苦しいというか、そこで爪痕を残すにはもうワンランクツーランクのレベルアップが必要な印象を受けました。

マヂカルラブリー

最終決戦の中では最も(従来の)漫才らしくない漫才だったマヂカルラブリー。

でも今大会の全ネタの中で圧倒的に一番面白かったし、最高に笑わせてもらいました。

ネタの中で印象的だったのは
これまず何線なのかな、おしっこが自分にかかるところ、そんな状況下で車内販売に「ひとつください」というところ、のあたりです。

これが漫才かどうかといわれれば、これも漫才だし、コントに入りながらそれにツッコみを入れるというのも立派なコント漫才だと思っています。

ただこのマヂカルラブリーのネタが漫才なのか、と言われているのは、コントに入った中で言葉で笑わせるのではなく完全に動きで笑わせるネタだったからだと思いました。

確かに動きと言葉のバランスは良くなかったですが、それを補って余りあるほどの爆発的な笑いを提供してくれたし、最高に幸せな時間をくれてありがとうという感謝の気持ちで一杯です。

おいでやすこが

歌ネタで最後まで引っ張ったおいでやすこが。
ネタで印象的だったのは
覚えられへん、得意見失ってるから、ケーキは別のやつに運ばせろ、のあたりです。
最初の大ツッコミの「覚えられへん」のタイミングと間は本当に最高だったし大笑いしましたが、ちょっと全体的にしつこかったです。

最終決戦の投票は

巨人:見取り図
富澤:マヂカルラブリー 
塙:見取り図 
志らく:マヂカルラブリー 
礼二:マヂカルラブリー 
松本:おいでやすこが 
上沼:おいでやすこが

M-1グランプリ2020年チャンピオンはマヂカルラブリー

ということでマヂカルラブリー3票、おいでやすこがと見取り図が2票ずつ、とかなり票が割れましたが、2020年のM-1チャンピオンはマヂカルラブリーになりました。

とにかく今日のマヂカルラブリーは凄かったです。

オーラがあったし、表情がエモかったし、最高の笑いをプレゼントしてくれました。チャンピオンに相応しい漫才ネタでした。あとは上沼さんとの絡みも良い方向に作用していて、個人的にはマヂカルラブリー一択でした。

でもしゃべくり漫才を評価する人は見取り図に票を入れたのもわかるなぁとは思いました。松本人志と上沼恵美子がおいでやすこがに入れていましたが、これもまぁ一本目のネタに限ったことで言えばわかるといえばわかります。

審査員ごとの得点ランキング

ここからは審査員ごとの採点の特徴を見ていきます。

オール阪神巨人・巨人

92 おいでやすこが
91 見取り図
89 インディアンス アキナ
88 ニューヨーク ウエストランド マヂカルラブリー オズワルド
87 錦鯉
86 東京ホテイソン

毎回あまり個人的な好みと合わない巨人師匠の採点ですが、今年も個人的な好みとは合いませんでした。

サンドウィッチマン・富澤

94 マヂカルラブリー
93 おいでやすこが ニューヨーク
92 見取り図 錦鯉
91 東京ホテイソン ウエストランド オズワルド
89 インディアンス
88 アキナ

例年の傾向として、あまり採点に幅を持たせない富澤さんですが、今回は94点のマヂカルラブリーから88点のアキナまで大きく採点の幅を持たせました。

ナイツ・塙

95 オズワルド 錦鯉
94 マヂカルラブリー
93 おいでやすこが ニューヨーク 見取り図
87 アキナ
85 インディアンス 東京ホテイソン ウエストランド

毎年的確なコメントに定評のある塙。オズワルドを95点と採点していたのが印象的です。確かに細かい手は多く入れていた印象で、よく作られたネタだったという印象です。

立川志らく

96 おいでやすこが
95 錦鯉
93 見取り図 オズワルド
91 ニューヨーク
90 マヂカルラブリー アキナ
89 インディアンス 東京ホテイソン
86 ウエストランド

結構新しいもの好きな立川志らく。今回はおいでやすこがを最高評価していました。

中川家・礼二

96 マヂカルラブリー
95 おいでやすこが オズワルド
93 見取り図
92 錦鯉
91 ニューヨーク アキナ
90 インディアンス ウエストランド
88 東京ホテイソン

しゃべくり漫才好きで動きで笑わせる笑いやシュール系、テンポの遅い漫才が好きでない傾向のある礼二。
今年はマヂカルラブリーやおいでやすこがなど、ポップな笑いを高く評価していて、例年の傾向とは少し違っている印象を受けました。

ダウンタウン・松本人志

95 おいでやすこが
93 マヂカルラブリー
92 ニューヨーク
91 見取り図
90 ウエストランド インディアンス
89 錦鯉
88 オズワルド
86 東京ホテイソン
85 アキナ

例年、結構綺麗に順位付けをした採点をするダウンタウン松本。今回のランキングで一番自分の好みに近い順位付けになっていました。

上沼恵美子

95 見取り図
94 おいでやすこが マヂカルラブリー ニューヨーク
93 インディアンス 錦鯉
92 オズワルド アキナ ウエストランド 東京ホテイソン

毎年荒れに荒れる上沼恵美子の採点ですが、荒れるのが嫌になってきたのか、今年は92~95点という3点しか点差をつけない採点でした。

コロナ元年を締めくくったM-1グランプリ

今年は本当に国民にとって我慢を強いられる一年となりました。来年以降もまだまだ見通しは明るくはないです。
そんな年の瀬にこうやって毎年素晴らしい笑いを届けてくれるM-1グランプリは本当に大好きな番組です。

アクリル板で仕切られた笑いも大事ですが、たまにはこうして思う存分漫才を披露する番組は絶対に必要だと思うし、こういう時代にこそ求められている大切な年末恒例行事のひとつになりました。

今年も本当に笑わせてもらいました。ありがとうございました!!

 - M-1グランプリ