嘘も本当も本音で話したい

好き嫌いを喋るなら、建前なんてすっ飛ばして本音で話したいですよね。

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M-1グランプリ2017結果・全ネタ得点と個人的な感想

      2017/12/05

毎年おなじみM-1グランプリの季節がやってきました。

去年と同じように番組の初っ端から上沼恵美子が「去年出た時に、顔が白いとネットの書き込みがものすごかったので、今日は素顔でやってまいりました。」と真っ白に仕上がった顔で言って一笑い。

続いて松ちゃんが「小朝師匠とキャラかぶり」でさらにもう一笑い。

M-1グランプリは漫才の祭典で緊張感が迸り過ぎる時がありますが、こうやって審査員がくすぐる感じの笑いで会場の空気を作ってくれるのは、本当に良い事だと思います。

2017年のM-1グランプリはルールが変わった

2017年のM1からルールが大きく変わりました。

以前は事前にネタ順が決まっていましたが、今年からは笑神籤というクジをその場で引き、ネタの順番を決めるという方式になりました。

これはさすがに芸人さんにとってはつらいだろうなと同情しました。

自分の出番に向けて集中力をマックスに持っていくような調整の仕方ができないので、大跳ねするような神掛かった漫才になりにくいです。

実際見る前は、どうせクジを引いてネタが始まるまでにCM挟むんだろうと思っていましたが、CMも挟まず即ネタに行っていて、えげつないシステムだなぁと思いました。

敗者復活は最初に発表されるようになった

また、去年までとの大きな違いは敗者復活組の発表の仕方です。

去年までやっていた、番組中で敗者復活が誰になるのかと引っ張りに引っ張り、満を持して大盛り上がりで舞台に上がるという演出が、敗者のくせになぜそこまで優遇措置を受けるのか、とどうしても理解できないでいました。

その点、今年からは最初に敗者復活組が発表されるようになったのは良い方向性の変化でした。

さらに言えば、来年以降は笑神籤でネタ順を決めるというシステムは廃止されている気がなんとなくするので、敗者復活は問答無用でトップバッターにしてやれば良いと思っています。

また去年は5名の審査員でしたが、今年はオール巨人・渡辺正行・中川家礼二・春風亭小朝・博多大吉・ダウンタウン松本・上沼恵美子の7名体制となりました。

各コンビのネタと各審査員の得点

そしてここからは、各コンビのネタの印象と、各審査員の得点を整理していきます。

ゆにばーす 野生女×インドア男 2013年結成

結成5年目の若手男女コンビがトップバッターに選ばれてしまいました。

ネタの中で印象に残ったのは
ぺこあんどりゅうちぇる 思春期が 天井低ない? 翼の折れたエンジェ~ル ベランダ寒 化粧水うま 塗ってたら追いつかねえよ
の辺りです。
 
毎年トップバッターは大変だなぁと思って見ていますが、ゆにばーすはそれぞれのキャラを活かしたネタで個人的には好印象でした。翼の折れたエンジェルのところで会場も大きく盛り上がり、個人的にもつい笑ってしまいました。

採点は
巨人89 渡辺87 礼二90 小朝91 大吉92 松本87 上沼90 
合計626で8位。

審査員のコメントでは、博多大吉が「5年目でこの舞台で急に出番言われてほぼワンミスもなくというのはトップでつけられる最高がたぶん92だと思うので、つけさせて頂きました。」と言っていたのが印象的でした。

若手ですがトップバッターの役割を無事に果たしてくれました。

カミナリ 進化のどつき漫才 2011年結成

去年のM1でしっかり爪痕を残し、2017年は大活躍の年となったカミナリ。

ネタの中で印象に残ったのは
崖から熊落としたやつが一番つえーな、誰ださっきから熊海落としたり崖から落とすやつ、駄目だよ自分が間違ってるのに人の頭引っ叩いたら 自衛隊にハンマーのイメージねえな 警察は全裸のおめえに用があんな 
の辺りです。

ただ大落ちが「もぐら」なのはさすがに弱かったです。また去年ツッコミのたくみがシャツをペラっとするのが要らないなぁと思っていましたが、今年はやっていなかったので良かったです。

採点は
巨人87 渡辺86 礼二89 小朝90 大吉91 松本85 上沼90 
合計618で9位。

去年カミナリに相当低い点数を付けた上沼さんは話しを振られ「カミナリと同じ事務所のサンドウィッチマンが来て、カミナリのどこが悪いんですかと脅された。でも今日のネタは好き。脅されたからの90点ではありません。」と言っていました。

ただその後
「叩いて笑いが来ないのはすごいな。あのどつきはいるんやろか。癖になってる。」と言っていましたし、やっぱり上沼さんはあのドツキがあまり好きじゃなさそうです。

あとは小朝さんが「みんなカミナリのスタイルを知ってる。だからツッコむ前の間を詰めてきた。そこに工夫が感じられた」と言っていて、たしかにそう言われればそうだ、さすがプロだなぁよく見てると感心しました。

とろサーモン ついにキターーー!! 2002年結成

結成15年目でM1ラストイヤーで初の決勝進出のとろサーモン。

ネタの中で印象に残ったのは
どうもとろサーモンです、僕もそうです、出てんねんその感じが 総書記感出てるから お客さんのことマネーって言ってんの 人としゃべるのはじめて? 足元チャーハン散らばってるんで 猿の追い出し方 7匹増えました 日馬富士ですか 続行 継続 太ったやつの喧嘩の仕方 
あたりです。

まさにとろサーモンらしさが爆発していて面白かったしすごく良かったです。

採点は
巨人88 渡辺93 礼二93 小朝93 大吉93 松本92 上沼93 
合計645点で3位。

審査員のコメントでは、中川家礼二が言っていた「とろサーモンは久保田くんのテンション次第。今日は非常に安定してた。」というコメントに全てが凝縮されていました。

いつもどこか投げやりというか才能に胡坐をかいているというか、ついてこれる奴だけついてこいと言った風情のとろサーモン久保田ですが、今日の久保田は本当に整っていました。

スーパーマラドーナ

コンビ紹介のBGMがハイスタじゃなかったのは敗者復活だからでしょうか。

ネタの中で印象に残ったのは
揉み揉みなんてね 西川清さんに似てるね 遠慮のかまたり 自分チョキばっかりやからね カニやから 古今東西アントニオ猪木が言いそうなこと 周りはなんていうて乗り切ったんや 口の周り泡ついてるよ カニやから 
の辺りです。

採点は
巨人94 渡辺91 礼二92 小朝91 大吉93 松本90 上沼89 
合計640点で4位。

「カニに似てる」というのがチョキばかりやビール飲んだ後に口の周りに泡ついてる、という部分に掛かってくるのは、さすがスーパーマラドーナ上手いなぁという印象でした。

ただどうしても上手いという感想が全面に来てしまい、爆発的な面白さというものに繋がっていないというか、漫才にかける真摯すぎる武智の気持ちが少し仇になってしまっているような気が少しだけしてしまうのが、スーパーマラドーナの惜しいところです。

かまいたち 史上初の2冠へ 2004年結成

キングオブコント2017覇者のかまいたち。

ネタの中で印象に残っているのは、
50年以上使っていない旧校舎 取り壊せよ どっちが怖い?ちっちゃい子でっかい卍 ニット帽かぶったムキムキの男 私卍 
あたりです。

ネタが一貫してムキムキと卍押しでした。

卍というフレーズがかまいたちの中でマイブームなのかとは思いますが、ネタとしては正直普通過ぎました。

トイレの花子さんの代わりにムキムキの卍 メリーさんの代わりにムキムキの卍 口裂け女の代わりにムキムキの卍。

努力型の人間がネタを作っているだけに、そこからもう一展開欲しいなぁとは思いました。

採点は
巨人95 渡辺89 礼二94 小朝90 大吉92 松本91 上沼89 
合計640で4位。

小朝さんが「みんな勝てるネタを用意してるけど、実際は勝ち切るネタが必要。今日のネタは勝ち切るネタではなかった。」と言っていて、まさにその通りでした。

そのあとにまっちゃんが「縄跳びのネタの方が良かったんじゃないの。」とにゃんこスターの事を引き合いに出していたのはウケました。

マヂカルラブリー 摩訶不思議 2007年結成

全くネタを見た事のないコンビでしたが、まず出てくる時のポーズからすごかったです。

ネタの中で印象に残っているのは
とにかく色んなポーズで変な客を演じていたところです。というか言葉で説明するようなネタではなかったです。
 
ネタとしては、正直言ってハマってない時のジャルジャルみたいな感じがしました。世界観は面白いんだけど引っ張り過ぎで自分たちは面白がってるけど見てる人は置いてかれてる感じというか、そのような感じがしました。

採点は
巨人86 渡辺89 礼二88 小朝89 大吉88 松本84 上沼83 
合計607で10位。

得点発表の場で失笑が漏れてたのが印象的でした。

話を振られた渡辺正行さんも「え?おれですか笑 漫才としてネタのふり幅がちょっと少なかったかな。同じことの繰り返しに終始しちゃったかな。」と言っていて、個人的にもまったく同じ感想を持ちました。

83点をつけた上沼さんは「ごめん聞かないで。本気でやってるねんこっちも。よう決勝残ったなぁ思って。」と言い、まっちゃんも「録画して来たんですけどここはスキップします。」と言い、滑ったことを上手くネタにしていました。

今田耕司が最後に言っていた「ある意味面白かったです」というのが全てで、エムワンで滑ったというキャラが付いたのは、これからマヂカルラブリーの芸人人生に必ずプラスに生きると思います。

たぶんマヂカルラブリーはネタよりバラエティ番組の方が活きるコンビです。

波長は完全に面白いお笑い芸人の波長でしたし、M1でダダ滑りしましたけど売れると思います。

さや香 ノーマーク無印 2014年結成

結成3年目のダークホース「さや香」

ネタの中で印象に残ったのは
歌のおにいさん タモリさんのこと? ビスケット増える 今のめっちゃええ歌 今の桑田佳祐 さんざんやって最後手を挙げる 
の辺りです。というかキャラが印象に残りました。

面白かったのは面白かったですし、存在感があるし華もあるし、人気者になるだろうと思います。

採点は
巨人87 渡辺91 礼二90 小朝90 大吉90 松本90 上沼90 
合計628点で7位。

90点がずらっと並びましたが、まさに(基準の)90点しかつけられない感じのネタ だなぁという印象を受けました。

審査員のコメントでは、上沼さんの「本気でなりきるからすごくいい。漫才から離れてもスターになれるような気がする」というのが印象に残りました。

巨人「さわぐ感じ テンションの高さ良かったと思うけどちょっとネタが単純かなと思った」というのはネタの感想としては本当に同感でした。

最後にボケの新山が「僕ら売れると思ってるんで」と言ってたのが頼もしいですし、完全に売れそうだと思いました。

ミキ 兄弟漫才 2012年結成

ナニワの漫才師枠のミキ。大阪では今人気のコンビだそうです。

ネタの中で印象に残っているのは
薔薇髑髏憂鬱?ビジュアル系に手紙送ってんの? なんで一番偉いのに書記やねん 号令12少な 
の辺りです。

ミキの漫才は見る度に思うのですが、全体的にどこかで見たことのあるような漫才なのが少し残念です。 

なんとなく大阪の空気感が濃く、見た目も大阪感がものすごいです。

採点は
巨人93 渡辺94 礼二91 小朝92 大吉91 松本94 上沼95 
合計650で2位。
 
個人的にはそこまで高得点が付くと思っていなかったですが、想像以上に高得点でした。少しだけ謎の残る採点でしたが、そういうものなのかもしれません。

和牛 3度目の正直 2006年結成

2015年2016年とM1で見て全く好きになれないと思った和牛。

ネタで印象に残っているのは
俺の式場 せり上がりですかぁ デュオみたいな ジョブズスタイル 眼鏡カタカタカタなっとるやないか キャンユーセレブレートを歌うところ 眼鏡とアイパッド渡したらいいんですか ジョブズスタイルの準備してるやろ その割合をグラフにしたものがこちらです 
の辺りです。
 
相変わらずですが、ツッコミが上手かったです。

ちなみに去年まで和牛のことをボロカスに言ってましたが、今年の1本目のネタは去年までとは違う感じで来ていました。水田さんという方のモラハラサイコパス野郎感を薄めてきていましたし、ツッコミの上手さは本当にすごいと感心します。

採点は
巨人92 渡辺92 礼二93 小朝94 大吉94 松本93 上沼95 
合計653で1位。

やっぱり和牛は好きになれないなと思いながら、毎度毎度笑いのプロが高評価をしているので、自分は和牛の客層ではないんだろうと思います。

ジャルジャル 帰ってきたフリースタイル 2003年結成

当たりハズレの幅が広いジャルジャル。2年前(2015年)のM1で本当にすごい漫才をしていたので今年もすごく期待していました。

ネタの中で印象に残っているのは
背筋伸びてるやーん めんどくさいこれ 来ましたよ誰かなんで覚えてんねん
の辺りです。

やってる本人たちは物凄く面白がってやってるネタだと思います。そして練習も大変だっただろうというのは容易に想像できますし、いつも新しいことをやるジャルジャルらしいネタでした。

でも大ハマりした時のジャルジャルの感じではありませんでした。ただ2015年の衝撃があまりにも大きかった為、見る前の期待感が大きすぎたのかもしれません。

採点は
巨人93 渡辺88 礼二89 小朝90 大吉91 松本95 上沼90 
合計636点で6位。

まっちゃんが「僕は一番面白かったんですけどそうでもない人もおるかなぁ。分かれるねこれは。」と言っていて、あぁ自分は面白がれなかった側の人間なんだなぁと思いました。

また中川家礼二が「ジャルジャルの世界観があってよかったけど、何か展開が。裏切られた感じも見せてほしかった。」と言い、大吉が「ジャルジャルだからもう一展開あるんじゃないかと思って待っちゃった。」と言っていて、自分はこちらの意見に頷きました。

でもジャルジャルの事は個人的に応援しています。

今田耕司の司会が本当に気が利いていて素晴らしい

M1の司会と言えば今田耕司ですが、今年の今田耕司の司会っぷりも本当に頼もしく好感が持てました。

ツイッターで話題になってるフレーズを紹介する時にも、今田がネタの中のフレーズをフィーチャーしていたのがすごく好印象でした。

最初だけ「上戸彩かわいい」をいじったのを最後に、その後は「顔が白い」とか「えみちゃんねる決まりました」とか、ネタ以外のものもたくさん入ってたけど、そこにフォーカスせず、あくまでも漫才の中のフレーズを際立たせようとしていて健気でした。すごく良い司会者だと思いました。

あとはとろサーモンが落ちた落ちてないでちょっと生放送らしいアクシデントが起こった時にも、今田が「僕は今だれとしゃべってるんでしょうか」と言ってうまくやり過ごしていましたし、あの辺りはさすがに巧いです。

最終決戦は、和牛・ミキ・とろサーモンの3組

ファーストラウンド1位の和牛が3番目を選び、同2位のミキが2番目、とろサーモンが1番目、というネタ順になりました。

とろサーモン

とろサーモンの事は大昔から応援してるし、馬の被り物被って無茶苦茶なネタをしてた頃からすごく好感を持ってるので頑張ってほしいです。

ネタの中で印象に残っているのは
焼き芋のトラウマのくだり アツアツの芋で焼いた 私たちは芋神様から頂いた 今このお芋は感情を持ち始めました 信者が一番やばい 
の辺りです。

M1ファイナルの最終決戦でやるネタではないような印象でしたが、とろサーモンらしさは出せていたし、ツッコミも大昔と比べるとすごく面白くなっていますし、久保田のキャラは野性爆弾が売れた今こそ世の中に受け入れられるタイミングなのかなと思いました。

ミキ

相変わらず見た目だけに限らず、スーツの色やワイシャツの白さやネクタイの柄等、全てに於いて大阪ミナミ感が迸っているミキ。

ネタで印象に残っているのは
ダースベイダー 身体の具合が良くない 名札付きの悪 みんな俺の名前知っとった 暴れん坊将軍 光ゲンジ
の辺りです。
 
どうしてもミキの漫才はそのキャラを含め、どこかで見たことのあるような感じで、既視感を覚えてしまいます。

和牛

一本目のネタでモラハラサイコパス野郎感を薄めてきた和牛。2本目はどういうネタなのかと思っていると、やっぱり本人たちがやりたいのであろう男尊女卑色の強いコント風味の漫才でした。

ネタの中で印象に残っているのは、
高田延彦さんとか言われたことありますけど 話長いですか?私風来ましたよ 二度と来るなよ、届けこの思い ああ虫が 類は友を呼ぶ言うてね 
あたりです。

最終決戦では去年までのモラハラサイコパス野郎感を出した感じのネタでしたが、ツッコミが強くやり返すところが印象に残りました。

最終決戦の結果。2017年M1王者は?

個人的にはとろサーモンが好きですが、とろサーモンとミキが自滅したように見えたので、あまり好きではないけどネタの構成が上手かったし和牛が優勝かなと思っていましたが、結果は違いました。

オール巨人:和牛 
渡辺正行:とろサーモン
中川家礼二:とろサーモン
春風亭小朝:とろサーモン 
博多大吉:とろサーモン
ダウンタウン松本人志:和牛
上沼恵美子:和牛

まさかのとろサーモンの優勝。

とろサーモンは応援してたけど優勝はしないだろうなぁと思っていたし、和牛は好きじゃないけど今日の3組の中から選ばれるなら和牛かなと思っていましたが、結果は応援していたとろサーモンの優勝でした。

各審査員の採点を並べるとその人の好みが垣間見れておもしろい

ここからは去年までと同様に、各審査員の採点を並べてみます。

オール巨人

1位 かまいたち 95点
2位 スーパーマラドーナ 94点
3位 ミキ 93点
3位 ジャルジャル 93点
5位 和牛 92点
6位 ゆにばーす 89点
7位 とろサーモン 88点
8位 さや香 87点
8位 カミナリ 87点
10位 マヂカルラブリー 86点

巨人さんはかまいたちとかスーパーマラドーナとか好きそうだなぁと思っていましたが、まさにそんな感じの採点でした。和牛が意外と低い点数だったのが印象的です。

渡辺正行

1位 ミキ 94点
2位 とろサーモン 93点
3位 和牛 92点
4位 さや香 91点
4位 スーパーマラドーナ 91点
6位 かまいたち 89点
6位 マヂカルラブリー 89点
8位 ジャルジャル 88点
9位 ゆにばーす 87点
10位 カミナリ 86点

上位3組は実際に最終決戦に駒を進めた3組でした。そこがドンピシャだったのがすごく印象的です。

中川家礼二

1位 かまいたち 94点
2位 和牛 93点
2位 とろサーモン 93点
4位 スーパーマラドーナ 92点
5位 ミキ 91点
6位 さや香 90点
6位 ゆにばーす 90点
8位 ジャルジャル 89点
8位 カミナリ 89点
10位 マヂカルラブリー 88点

かまいたちと和牛好きそうな礼二さん、という印象通りの点数でした。とろサーモンが意外と高得点だったのも印象的でした。

春風亭小朝

1位 和牛 94点
2位 とろサーモン 93点
3位 ミキ 92点
4位 ゆにばーす 91点
4位 スーパーマラドーナ 91点
6位 ジャルジャル 90点
6位 さや香 90点
6位 カミナリ 90点
6位 かまいたち 90点
10位 マヂカルラブリー 89点

審査員コメントがものすごく的確だった小朝さん。採点はやさしさが出たというか、90点が4組も出ました。

博多大吉

1位 和牛 94点
2位 とろサーモン 93点
2位 スーパーマラドーナ 93点
4位 ゆにばーす 92点
4位 かまいたち 92点
6位 ミキ 91点
6位 ジャルジャル 91点
6位 カミナリ 91点
9位 さや香 90点
10位 マヂカルラブリー 88点

色んな展開があるネタが好きなんだなぁというのがよくわかる博多大吉さんの採点でした。

ダウンタウン松本人志

1位 ジャルジャル 95点
2位 ミキ 94点
3位 和牛 93点
4位 とろサーモン 92点
5位 かまいたち 91点
6位 スーパーマラドーナ 90点
6位 さや香 90点
8位 ゆにばーす 87点
9位 カミナリ 85点
10位 マヂカルラブリー 84点

ジャルジャルをものすごく高得点にしていたのが印象的です。ハマった側の人なんだなぁと思いました。あとミキに高得点をつけていたのは少し意外な気がしました。

上沼恵美子

1位 和牛 95点
1位 ミキ 95点
3位 とろサーモン 93点
4位 ジャルジャル 90点
4位 さや香 90点
4位 ゆにばーす 90点
4位 カミナリ 90点
8位 スーパーマラドーナ 89点
8位 かまいたち 89点
10位 マヂカルラブリー 83点

上沼恵美子さんも、和牛ミキとろサーモンと、最終決戦に進んだコンビをドンピシャで1~3位で採点していたのが印象的です。

あと去年カミナリに極端に低い点数をつけた反省からか、10位のマヂカルラブリーにも83点という微妙な温情点つけていました。

採点の傾向を見て感じたこと

全体的に見て、ファーストステージではとろサーモンより和牛の方に高得点をつけている審査員が多かったのが印象的です。

それだけ最終決戦でとろサーモンがまくって逆転した、という事なのでしょうか。

また、今年はマヂカルラブリー、ジャルジャル、かまいたち等、ひとつの展開で押し切るスタイルの漫才が多かったように思います。

ひとつの展開で押し切るスタイルは、展開の多い漫才へのカウンターとして有効です。

ただ、ひとつの展開で押し切る笑いは、「展開があるだろう。」と皆が思うところで「展開させない」という裏切りが笑いに繋がるものだと思っています。

そういった意味で、今年のM1というか今のお笑いはひとつの展開で押し切る笑いが多くなりすぎているので、それが裏切りとして作用せずにただの引っ張りに見えてしまっているのかもしれません。

展開させない漫才は発想の数が少なくて済むし、簡単に奇才っぽさを出せるので手軽ですが、今は逆にきちんと展開を多く入れる漫才の方が魅力的に映る可能性は高いのかもしれないなぁと思いました。

来年以降もルール変更は続く?

今年は笑神籤でネタ順を当日その場で決めるという超斬新なルールが採用されたM1グランプリ。

ですがこれはお笑い芸人にとって本当に厳しいルールですし、来年からはまたルールが変わるのではないかと思っています。

敗者復活が最初に発表されるようになったり、毎年毎年色々ルールが変わるのは良い事です。

創意工夫が形になっているという事ですし、創意工夫は裏目に出る事もありますが、裏目に出た工夫は即廃止して、上手くいった工夫は継続すれば、ルールはどんどんブラッシュアップされていきます。

あと小朝さんのコメントが個人的にすごく的確に感じられたので、来年も審査員をぜひやって欲しいです。

お笑い芸人さんにとってタフな大会だと思いますが、毎年面白い漫才を見せてくださり、出演者の皆様には本当に感謝しています。

今年も漫才の祭典を楽しませていただき、本当にありがとうございました!!

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