嘘も本当も本音で話したい

好き嫌いを喋るなら、建前なんてすっ飛ばして本音で話したいですよね。

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北条かやさんが炎上。こじらせ女子問題、有料note5000円問題、ビジネスブスと言われる問題について。

      2016/08/22

最近インターネットで話題(炎上とも言うのでしょうか)になっている北条かや氏が気になり、自分なりに色々と調べてみました。

北条かやの出身大学や経歴について

北条かやさんは石川県金沢市出身のライターさんです。

同志社大学を卒業し京都大学大学院文学研究科修士課程修了したそうです。

北条かやさんの現在のメインブログである「コスプレで女やってますけど」のプロフィールを見ると、大学院のあと2011年から2012年まで民間企業(総合職)で働いていたそうです。

経歴を見る限り地頭は良さそうなので、プロフィールの民間企業にカッコつきで「総合職」とつける表現方法にも何かしらの意図があるのだなぁと感じ、非常に興味深いです。

そして2012年からライターとして活動され、著書を出したりBLOGOS等各種メディアに寄稿等をされています。

著書一覧

「本当は結婚したくないのだ症候群」青春出版社
「こじらせ女子の日常」宝島社
「整形した女は幸せになっているのか」星海社新書
「キャバ嬢の社会学」星海社新書

Amazonのレビューを見ると賛否両論の嵐のようで、さすがリスクを取るライターさんの文章なだけあります。



リスクを取るライターである北条かやさんが綴る切実な文章が、このような賛否両論の嵐を生んでいるのだと思います。

「こじらせ女子」問題と雨宮まみ・能町みね子両氏への謝罪問題

最近、北条かやさんが炎上している理由のひとつが「こじらせ女子」問題です。

こじらせ女子と言えば、雨宮まみさんが著書「女子をこじらせて」で発明・一般化させたフレーズです。

そのこじらせ女子というフレーズを使い、雨宮まみさんより後発で「こじらせ女子の日常」という著書を北条かやさんが発売した事がひとつの問題になっています。

この問題では、北条かやさんが考え出した言葉ではない「こじらせ女子」というフレーズを自身の著書タイトルに使い、またインタビュー等でこじらせ女子の定義について評論していたところ、「こじらせ女子」という言葉を一般化した雨宮まみさんとその友人である能町みね子さんに突っ込まれました。

それに対し北条かやさんは「自分としては付けたくなかった。編集さんに言われて仕方なくつけた。」と釈明しています。

ただこちらのインタビュー北条かやさん自身が、こじらせ女子について自説持論を用いて言及しています。

抜粋すると
「高校の時も男性とは敬語でしか話せなかったんです。それも男性のマッチョ性に対する恐怖だったと思うのですが。「敬語を使っておけば襲われないだろう」みたいな歪んだ男性嫌悪と女性嫌悪を共に内面化していた。今風に言うと「こじらせ女子」というのかもしれないですね。「こじらせ女子」という言葉はあまり好きではありませんが……。

私の場合「こじらせ女子」なんて軽いものじゃないんですよ、女性が性的欲望を持つことへのタブー意識や、男性恐怖の問題とかもあるわけじゃないですか。そういう問題を「こじらせ」という軽いキーワードで語ると、いい部分もあるけれど、見えなくなっちゃう部分も本質的にあると思うので。功罪ありますよね。」

ちなみにこのインタビューがいつのものか分からないですが、文末のイベント情報で2015年7月5日のイベントが紹介されている、という事は2015年7月以前のもののようです。

また2015年5月に発売された北条かや著「整形した女は幸せになっているのか」が話の中心になっていることから、おそらく2015年の5月か6月頃ではないかと思われます。

2016年2月に発売されたこじらせ女子の日常について「編集の人に無理やりタイトルをつけられた」と被害者を装いながら、2015年時点でこじらせ女子について自分なりの定義や解釈を踏まえ、その上で「こじらせ女子という言葉はあまり好きではありませんが」と評価・評論しているのは時系列的に矛盾しているような印象を受けます。

また「私の場合こじらせ女子なんて軽いものじゃないんですよ。」とも語るなど、こじらせ女子というフレーズをどうも軽く馬鹿にしているような印象を受けてしまいます。

「こじらせ女子の日常」が発売される随分と前から「こじらせ女子」についてノリノリで言及し軽く扱っていたのに、騒動のあとになって「こじらせ女子というフレーズは使いたくなかった、編集の人に無理やり押し切られた」と言っても、言動が一致せず解釈に困ってしまいます。

もちろん頭の良いフリーライターとしてリスクを負った文章をお書きになる北条かやさんの事なので私が言うまでもありませんが。

「死んでお詫び→死ねませんでした」とツイート

こじらせ女子問題をきっかけに、こじらせ女子というフレーズを一般化した雨宮まみさんとその友人である能町みね子さんから、ツイッターで色々と質問を受けることになった北条かやさん。

一連の流れは、能町みね子・雨宮まみによる北条かやへの抗議 – Togetterまとめに上手くまとめられているのでご参考にして頂ければ幸いです。

こちらで雨宮まみさんが
「男性視点を内面化したことが自分がこじらせた一因だった」というのは、わたしの本に書いてます。それを、多少言葉は変えてるけど自分の発言のように言っている。誰もチェックしないと思ってるのかもしれないけど、わたしはさすがに気づきますよ。」と言い、

それに対し北条かやさんが
「私は、言葉を自分のものにしようとしたわけではないんです。他の著作では雨宮さんの本も引用しています。雨宮さんも能町さんも大好きなのですが、本当に嫌われてしまったようで悲しく、ふがいないです。すみません。」と釈明しています。

ちなみに前述の「私の場合こじらせ女子なんて軽いもんじゃないんですよ」の記事では雨宮まみさんのお名前は一切出てきていませんでした。これはあのWEB記事の編集さんの手によるものなのかどうか、全くの不明ですがどうも違和感を覚えます。

また雨宮まみさんが
「嫌いとか感情の話をしているわけじゃなく、なぜつけたくなかった書名をつけて、そしてそのことに対して「自分の意思ではなかった」と言い訳をされたのか、そこがわからないんです。「嫌われた」「悲しい」みたいな感情論でごまかさないでください」と言うと

北条かやさんが
「なんかもう、頭がこんがらがっている。好きな書き手さんに誤解されていることも、本のタイトルに不満を述べたことを批判されるのも。雨宮さんの『女子をこじらせて』は、当初から付箋を沢山貼って夢中で読んだ。上野さんの解説も読んで泣いた。敬意を払って使っているつもりなのに、伝わらない。」と釈明、というか被害者然として振る舞います。

この辺りにどうも、北条かやさんが炎上しやすい体質である理由があるように個人的には思えました。

「編集の人が勝手につけた」、「大人の事情」、「私としてはタイトルにつけたくなかった」等と言って被害者然として振る舞う。

雨宮まみさんに対しての答えでも
「好きな書き手さんに誤解される」「敬意を払って使っているつもりなのに伝わらない」「本のタイトルに不満を述べたことを批判される」と、全体的に「自分は被害者だ」という意識が強すぎるように思われます。

これはもちろん、リスクを負った文章をお書きになるライターの北条かやさんなりの処世術のひとつなんだろう、とは思いますが、良い印象は受けません。

最終的に北条かやさんが
死んでお詫びしようとおもいましたか死ねませんでしたすみません」と雨宮まみさんにリプを送ります。

また自身の呟きとして「また生きてる すみませんでした ぎりでしねなかったわ」とツイートされています。

雨宮まみさんは北条かやさんに対し、物事の問題を冷静に言葉を尽くして質問されています。

誠実に言葉を尽くす雨宮まみさんに対し、北条かやさんは感情論で逃げ、本質的な謝罪からも逃げているような印象を受けてしまいました。

セクハラ野次議員の「謝罪の仕方」に鋭く言及する北条かやさん

こじらせ女子問題で雨宮まみさんに冷静に突っ込まれると自身の感情論で逃げていた北条かやさんですが、セクハラ野次を飛ばし問題になった議員に対しては鋭く切り込んでいました。

一般論なら何を言ってもいいと信じている人たち

ちなみにセクハラ野次議員というのは、塩村議員に対し「早く結婚したらいいじゃないか」と野次を飛ばした鈴木章浩議員です。

発言を認めた鈴木議員が謝罪を行いましたが、その謝罪の仕方について鋭くツッコミを入れていたのが、北条かや氏です

北条かやさんは、
「この謝罪文がまた、「全然コトの本質を分かっていない!」と批判を浴びることになりました。」と鋭く言及し、

「「早く結婚していただきたい」という言葉自体がもう、余計なおせっかいなんですが、その部分はあまり反省していないのだろうな、という感じです。」と他人の反省具合について反省が足りていないと書かれています。

最終的には
「言語にはコミュニケーション機能がある、だから「言って終わり」はありえない。こうした自覚がない人が、一定数いるのだなぁと思います。」
と、人の謝罪について「謝罪の仕方がなっていない、自覚が足りない」として一刀両断です。

人の謝罪の仕方に対し一家言お持ちの北条かや氏なので、こじらせ女子問題でも雨宮まみさんや能町みね子さんに対し、北条かやさんなりの「誠実な謝罪」の見本を見せて欲しかったです。

感情論に逃げる事が、北条かやさんなりの誠実な謝罪方法なのでしょうか?私にはよく分かりません。

有料記事noteの値段設定問題

北条かやさんはライターとしての活動の一環として、有料記事noteを販売しています。

有料記事はもともと400円で記事毎に販売していました。

ところが「死んでお詫び」からの「ぎり死ねなかったわ」で人の生死について色々考えるようになったように見える北条かやさんは、このnoteの値段設定を大きく変えてきました。

今回の炎上後、もともと400円だった有料noteの値段設定を1記事あたり5000円に値上げしました。

さらに「5000円に値上げした理由」を1500円で販売するなど商魂すさまじ、と受け取られてもしょうがない行動を取っています。

その後はさすがに高すぎと思ったのか2000~3000円まで値下げしたようですが、話題(炎上と言うのでしょうか)になった途端に記事を値上げする辺りの商魂は見習うべきものなのかもしれません。

商魂という意味では、全体的に「死」をほのめかす感じで入り「続きを読むには5000円」といった構成になっている点も興味深いものがあります。

さらに「自殺を決意しました」という入りで続きを読むには4000円必要な記事を投下しています。

この記事はnoteの利用規約に引っかかるおそれがあるとして、記事が削除されたようですが、今度は有料記事の値段設定を8000円に再値上げしたようです。

ほかにも北条かやさんのnoteを色々と見ると
「自殺者は、往々にして矛盾する行動をとるらしい。たとえば、今日死ぬはずなのに、シャンプーの補充をしたり、明日のドラマの予約録画をしたり。」という入りの文章を3000円で販売しています。

自身のブログ「コスプレで女やってますが」で
なぜ4000円にしたかについては、面白半分で読んでほしくないからです。さきほど8000円にしました、怖いので。twitterにカギをかける感覚です。」と言っていますが、読まれたくないなら文章をそもそもアップしなければ良いだけの話です。

文章をアップしておきながら面白半分で読んでほしくないからというのは、1記事4000円とか8000円という値段をつける理由つけとしては不十分な印象を受けました。

怖いから値上げする、というのはリスクを取るライターとして切実な文章をお書きになる北条かやさんらしくありません。

北条かやは「ビジネスブス」なのか問題

北条かやさんは「ビジネスブスと言われる」、「ブスじゃないのにブス代表みたいなふりをするなと言われる」と以前のインタビュー記事に書かれていました。

女子の言う「かわいい子」はあてにならない? 女性を紹介してもらうときに覚えておきたい一言とは

この中で北条かやさんは
「私は自分のことを決してブスだとは言っていない」と明言しています。

ただBLOGOSに寄稿されている一流企業の受付嬢」への酷いコメントに、ちょっと共感した では、
「会社員時代、いわゆる「一流企業」を訪問することも多かったのですが、確かに受付嬢には美人が多いような気がしました。彼女たちを見ていると、おんぼろスーツに疲れ顔の自分が寂しくなり「同じ女でこうも違うのか…」と何とも言えない気持ちになったのを覚えています。」と書かれています。

同じ記事内で
事務職でありながら性的対象にされるというダブル・スタンダードは、時に嫌なものです。(中略)が、そのダブルスタンダードをむしろ自分にとって都合のいいものとして受け入れ、活用するのが受付嬢たちです。」とも書かれています。

これでは美人の受付嬢と疲れ顔の自分を並べ、自身を不細工寄りに位置づけているように読めてしまいます。

また「事務職でありながら性的対象にされるダブルスタンダードを自分にとって都合のいいものとして受け入れ活用するのが受付嬢たちです」と受付嬢の心の内をなぜか勝手に断言しているところからは不思議な印象を受けました。

この記事で北条かやさんは
「受付嬢への酷いコメントに共感できる」と仰っていますので、リスクを取るライターである北条かやさんなら「ブスでもないのにブス側に立つな」と読者から言われるのはある程度想定は可能だったと思います。

また以前のインタビュー記事では
「リカちゃん人形が理想、リカちゃん人形と比べると自分は全然ダメ」と語り「自分の顔が好きじゃない」と言っています。

結局いろいろ自説がこんがらがって矛盾を孕み大変ですが、このような内容の文章を北条かやという名前を用いて書いていれば、ビジネスブスと言われることもブスの代表みたいな振りをするな、と言われるのも当然と言えば当然なのかもしれません

例えば年収1000万の人が「億単位で稼ぐのが理想なので、1000万程度の私は全然貧乏人です。」と言って貧乏人代表のように振る舞う事は正しいのでしょうか。

言動が一致せず矛盾を孕むところが北条かやさんの持ち味

北条かやさんは自分ではブスとは言っていない、と言いつつも美人受付嬢へのひがみをネタにする等矛盾に満ちた言動を取っています。

ちなみに、美人受付嬢をひがむ北条かやさんですが、ビジュアルも大事なテレビのお仕事にも取り組まれています

NHK 「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」
テレビ朝日 「ビートたけしのTV タックル」
テレビ東京 「~裏ネタワイド~DEEPナイト」
TOKYO MX 「モーニングCROSS」
BS-TBS「週間情報LIFE」
等々。

またセクハラ議員の謝罪の仕方について一家言ぶちながら、雨宮まみさんや能町みね子さんに対しては、感情に逃げる謝罪をする所も矛盾と言えます。

さらに、こじらせ女子というフレーズは自分としては使いたくなかった、編集の人に押し切られた、私は反対した、と言いながら、2015年と思われるインタビューでこじらせ女子について雨宮まみさんのお名前を一切出さずに自説持論を用いて言及している所も矛盾と言えるかもしれません。

また、有料記事noteで1記事数千円の値段設定をしている所もそうです。

読まれたくないなら記事をアップしなければ良いだけの事です。記事をアップしながら面白半分で読まれたくない、と言って数千円の値段設定をするのは少し道理的にどうなのかなと思われます。

炎上して知名度が上がったから値上げしてガッポリ稼ぐぞ、今が稼ぎ時だ、という意図で値上げしたのかな、となんとなくですが私なんかは思ってしまいました。

でもそんなところが北条かやさんの魅力です。

北条かやさんはリスクと取るライターさんなので、リスクを負った活動の結果が今回の注目(炎上とも言うのでしょうか)に繋がったのだと思います。

そして炎上後、有料noteの記事を1記事400円から2000円3000円5000円、さらには8000円にまで値上げしたのも、リスクを取った結果のリターンなのだと私は解釈してしまいました。

北条かやさんは才能のあるライターです。

自分を客観的に見つめ、どうすれば自身をより良く見せ高く売ることができるのかを理解しているライターさんだと私は勝手に思っています。

1記事(1000~2000文字程度)数千円で文章を売る、なんて今活動されているプロ作家さんの努力や才能のことを思えばなかなかできる事ではありません。

そこを軽々と乗り越えられるのが北条かやさんです。

これからも北条かやさんがどのような活動をされていくのか、楽しみにしていますし応援しています。

がんばってください。

 - 北条かや